英検1級を受験してきました。もう7回目です笑
受験して間もない感想では、英作文で得点が伸びれば二次試験に進めるかな?
という感触です。
僕と同じで5回以上、英検1級に苦戦されている方にとって参考になればと思い、受験報告をさせていただきます。
-
-
英検1級の単語や英作文など2019年度第1回検定の大問ごとの作戦
続きを見る
英検1級の難易度を言葉で説明してみます
英検1級は僕にとって昔から大きな壁だと感じている存在です。
昔とはどれくらい昔か?と言うと、そうですね。中1からです。


僕は中1で学校行事の中に、数学検定・漢字検定・英語検定と言う3つがあったのをきっかけに、検定試験と言うものの存在を知りました。
今まで試験とは、入学試験だけだと思っていたので、評価型の試験というものの存在を知った時は自分の中で何かが変わったのを実感した瞬間でした。
僕は数検に興味を持ち、先生の話はあまり気にせずに独学で数学をやり出しました。
数学の持つ厳密性や論理性、そして美しさに惹かれたのです。
そうすれば、目指すは数検1級!
その憧れとは高校3年生の時に対峙することになります。
結果は合格!次の漢検1級と比べると、気持ちが熱くなった想い出が蘇ります。
数検1級の難しさは次のような感想を持っています。
数検1級は、その思考力の限界を突破する感覚がないと厳しい。
特に高校生は経験が不足しているので、思考の質で勝負するしかなかったのです。
漢検1級は、とても難しい試験でしたが、努力(というか合格に近く勉強)をすれば、体感的に、このような気持ちになる瞬間がありました。
あ、今、合格ラインの160点を突破したな!
という感覚です。
漢検1級は合格ラインを突破する程度の理解ならば、暗記が主な学習になると僕は思っていますので、漢検1級に合格するには強靭な記憶力が必要です。


英検1級は次の3つの要素を持った難関資格だと実感しています。
- 漢検1級の持つ記憶力が漢検1級の半分程度必要であり、
- 数検1級の思考力が半分程度必要であり、
- 英語特有の論理体系が育っていないと勝負できない試験
加えて、僕の場合、何回も英検1級にやられているのですが、その原因を整理します。
その理由は、いくつかあるのですが、最もたる原因は2つあると考えています。
- 集中力が続かず途中で諦めてしまうから
- 自信がある問題でもケアレスミスをしてベストをつくせないから
そこで、今回の英検1級はこれら2つを克服したようと思い、試験会場に赴きました。
・・・が、会場に向かう途中で体調に違和感が生じます・・・。
英検1級の難易度はレベルが高いからだけではない!2つの方向から考えるべき
英検1級の難易度は、はっきり言ってすごく高いです。
これはみなさんが思う、世間的な難易度と言う尺度が1つありますね。
しかし、英検1級の難易度の高さは、それだけで決まりません!
今回、僕は体調を崩して熱が出ている最悪な状態で英検1級と向き合うことになりました。
はっきり言って不運でした。しかし運も実力のうちです。
10年前の東大院試と向き合った時に同じことがあったら、僕は
もう無理だ・・・と確実に諦めていました。それは打たれ弱かったからです。
でも、今はそれなりに生きてきて、少しは耐性がついたのでしょうか?
次のような気持ちに自然になりました。


熱だって?上等だ。やってやるぜ!
会場につきました。なんか教室で受付をするそうで?
英検1級のリスニング中は特にマナーを守りましょう!
英検1級の試験会場の席順は早い者順です。
なんだか、他人のことを考えていない方々が今日は目立ちました。
席取りや、シャーペンを思いきり机に置く音や、机を揺らす人・・・
後ろの方で英語をブツブツ喋りながら試験を受けている人もいました。
やっぱこれってダメですよ。
例えば英語をブツブツ言ってて受かっても、それは受け方、受かり方が悪いかな?と思います。
僕はもう7回目なので生意気かも知れませんが、綺麗に受かりたいと思っています笑
さて、僕はというと次のような体調でした。あーあ。
- 熱が出ている。
- 頭痛が出てしまった。
- 咳がコホコホでる。しかもいつ出るか予想できない。
- 喉が痛い。
世の中には病気で苦しんでいる方々もいらっしゃいます。
その方と比べれば大したことがないのです。
しかし、咳が不定期に出ると言うのは精神的にキツかったです。
リスニング中は本当に周りに迷惑をかけないように耐えました。
頭痛はですね、僕は偏頭痛持ちなので不運が重なってしまったようです。


最後まで諦めずに意識を飛ばさずベストをつくして戦い抜こう!
そして絶対に二次試験に進もう。
僕を応援してくれている方がいらっしゃる。
この事実を得られただけでも、今回の英検1級は無駄じゃなかった。
この熱は僕の気持ちの熱さだ。
試験監「では、試験を初めてください。」
英検1級を熱で朦朧とする意識の中で戦った記録
英検1級の前回では、なんと大問1で19点という大失点をしました。
その全部が次のようなミスでした。
- 問題文の読み間違い
- 早とちり
今回は、このようなミスは悔やんでも悔やみきれないと思い、徹底的に解きました。
しかしやはり文意が取れない問題の解答は自信が持てず。
次にリスニングのパート1に目を移します。
予定通り、知っている問題を発見!笑
答えにあたりをつけて、次は本丸の英作文に挑む準備に取り掛かります。
英検1級の英作文は今回、最も力を入れた分野です。
問題のテーマはここ最近の中で最も単純です。
細菌は脅威になるか?的なテーマです。(同じだとNGかもなので表現変更しました)
参考書『英検1級英作文完全制覇』をもう何周も何周もやっていたので、3つのポイントを絞り出すのに時間はかかりませんでした。
この時は少し手が汗ばんで来て頭痛も強くなってきた頃でした。
僕が頭からひねり出した論点は次の3つでした。
- テロなどで利用される
- スーパーバグの出現
- 不平等が拡大される
特にスーパーバグについては上記の参考書をやっていないと書けないはずなので、ジャパンタイムズの方には感謝申し上げます。
今回の結果がどうであっても、参考書にありがたみを感じた経験は一生の宝です。
英作文を書き終えて残り時間は約40分!
いつもよりも早いペースです。←どんだけ遅いんだ?!って方はお手柔らかに見守ってください笑
大問2に目を向けます。
目標は4点を確保するです。果たして届いたか?
最後に大問3の長文です。残り時間は30分。
やはり最後の800字の長文は残り5分程度という状況でした。
1問でも、あと1問でも高く点を取らないと今の僕では余裕を持って英検1級には届かない!
最後の方は手が疲れてきて、試験監督の「では筆記用具を置いてください」が小さく聞こえました。
英検1級のリスニングは未来を思って解きました!
英検1級の最後はリスニングです。
ここは作戦通り、大問1で点を稼ぐことを第1に考えていました。
解答速報は明日出ますが、ここが吉と出て欲しいところです。
大問2の後半辺りからもう意識が遠くなってしまいました。
とりあえず、筆者の主張は絶対に聞き取る!と決めていたので、
頭が落ちそうになったらシャーペンで手の甲を刺して己に鞭うちました。
英検1級に合格したい気持ちはその程度のモノなのか?
諦めてたまるかよ!
大問3のリアルライフは、もう先読みの鬼をしていました。
大問4のインタビューは、もう手を握りしめながら解いていました。
YOUR TIME IS UP
試験終了になりました。
椅子を軽くなんどか叩いていました。きっと悔しかったんだと思います。自分の無力さに。
あれだけ今日のために準備したのに・・・。
でも僕は1つだけ今までの試験とは違ったことを成し遂げることができました。
それは最後まで諦めずにベストをつくせたことです。
そして、帰り道にふと思いました。
今回の粘り強さで体調が完璧だったら、どれくらいの点数を取れるんだろう!
そんな未来を思いながら、今記事を書いています。
熱は下がりましたが大事をとって今日はジムはお休みします。
英検1級は結果がどうであっても学びを得られる試験だと僕は確信しました。
もちろん、まだ採点はしていないので結果はわかりませんがダメでも二次試験に進むことを想定して未来を思って、英作文完全制覇をさらにやり込んで、精進していこうと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
英検1級にチャレンジできる事実を僕は幸せに実感できた1日でした。
結果→まさかの。