英検1級が残り1ヵ月を切ろうとしています。
僕は過去に英検1級に6回落ちています。
今度こそ、受かるべく、今行なっている勉強法の振り返りと、
僕と似たような状況の方へ、互いの本番への気合いを込めて行きたいと思います。
英検1級に落ち続けている原因が分かった!
英検1級に6度目の失敗は次の記事に書かせていただきました。
この時は漢検1級に合格したこともあって、単純作業にうつつを抜かしていた勉強法を行なっていた気がします。
具体的にいうと、単語の詰め込み作業です。
2万8千語程度の英英辞典を暗記したり、英検1級にはあまり出ない(今だからわかる)ような単語集と格闘したり・・・
そのような時間を多く学習時間にさいてしまっていました。
その結果、あまり単語を勉強していない回と、前回の点数はそれほど変わらずに、
英作文の点数が低く出てしまいました。
しかも、前回は簡単な単語のミスが多く20点を切ってしまうという体たらくでした。
僕はやっと分かりました。
多分、これが英検1級の真実に近いのかもしれません。
- 単語で25点満点を狙うのは、コスパが悪すぎる!
- その時間を英作文の対策に費やすべき!
多くの合格者のブログなどを拝見していると、
合格者の多くの方が単語の得点率が僕よりも低く、
リスニングなどの英語の地力が僕よりも高いということが分かりました。
僕はまた昔と同じ過ちを犯していたのです。
数検1級に受かった当時に、英語の勉強を数学的にやろうとして失敗した。
そして今、
漢検1級に受かった暗記方法で、英検1級の勉強で苦戦している!
いや、そうであるべきですよね。
でなかったら、そのどれもに苦戦はしないはずですからね。
結論として、僕は今回は時間がある時に英作文の勉強をする決意をして、
前回の不合格通知がきた日から勉強を開始していました。
英検1級の合格点を超えるには英作文の得点が必要
英検1級に受かるというよりも、
英検1級の合格点を超えるという意識をするようになりました。
-
英検1級の点数最大化テクニック
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合否は一瞬で決まり、そこには冷たさがありますよね。
でも、合格点という点数のお話ならば、どこで何点とるのか?は生きた思考に変わります。
だから僕は、後何点とれば合格できるのか?という考えにシフトして行きます。
そして、あることに気づいたのです。
点数がひどかった初回を除いて、第2回〜第6回の英検1級では英作文が満点近く取れていたら余裕で合格点を超えていたのです。
僕が英作文で楽をしようと思っていたのかは、次の2点なのです。
僕と同じ思考の方は要注意です!
- ニュースとか新聞に興味がない!
- 単純暗記でない英作文は楽をして短い文を暗記すれば良いと思っている!
これは色々とまずいということが分かりました。
まず1次試験の英作文の得点がブレてしまう可能性が大です。
実際に僕はそのせいで合格点に近づいた回もあれば遠い回もあるのです。
次に2次試験に進んでも何も話せずにアウアウ言って終わってしまうでしょうね笑
それらの理由は、確固たる英作文の実力が身についていないために起こる現象なのです。
だから、僕は次の参考書だけに絞って英作文と付き合うことにしました。
英検1級の英作文の参考書が10週目になりました
英検1級の英作文の参考書とは、次の本です。
旺文社の本が良いという意見もありますが、僕には無理そうなので家の奥にしまいました。
このJT版の英検1級の英作文の本は、次のような特徴があります。
目玉は212個のコンテンツブロックという、どのような状況にも対応できる英文がブロックになったものが212個あるのです。
このような塊の英文がずっと続きます。
英文中の波線は、シャドーイングで上手く発音が出来なかった、
あるいはつっかえてしまった箇所です。
左の1とか3とかの数字は、そのような箇所の合計数です。
すなわち、
その数字が多いほど自分にとっての弱い英文だと一目でわかるように可視化したのです。
この本は以前から所持していたのですが、きちんと向き合い始めたのは最近です。
向き合い方は、次のようにしています。
基本的に212個のコンテンツブロックを暗唱できることを目標に学習を進める。
- 12章分のタイトルを暗記(世界を取り巻く日本など)
- 各章内の目次の数を暗記
- 各ブロックの英語を見る→3月中
- 各ブロックの英文を黙読(本を見ながら)
- 各ブロックの英文を音声を聞きながら黙読(本を見ながら)
- 各ブロックを音声の後に音読するシャドーイングを行う(本を見ながら)
- 各ブロックを音声の後に音読するシャドーイングを行う(本を見ずに)
- 各ブロックを音声と同時にオーバーラッピング(本を見ながら)
- 各ブロックを音声と同時にオーバーラッピング(⑦で出来なかった点を意識して)
- 各ブロックを音声よりも前に発音していく(本を見ながら)
このように学習を進めてきました。
今は10週目の途中です。
最近変更になった英検1級の英作文についての説明や、
解答におけるメモの仕方などの小技も書かれています。
しかし、本がいたんできました。
大切に使ってはいるのですが、糸がほつれてきてしまいました。
もう少しで切れそうなページもあります。
この本が壊れる前にきちんと合格して、本を直してあげたいです。
合格した後もずっと手元に置いて置こうと思える大事な本です。
英検1級の英作文の次に対策をしている分野
英検1級の合格点を超えるために僕は英作文の対策が急務だと思い、
対策を進めてきています。
しかし、英単語も勉強しなければ忘れてしまうので、対策をきちんとしています。
しかし、以前と違って次の点に気をつけています。
いずれも僕の失点パターンを克服する内容です。
参考になる方はぜひお願いします!
- 使用する単語帳を整理し、あれこれ広げないようにする!
- 第二の語義まで覚える!
英検1級に出ている単語は固定化している気がします。
そのため、無理にレベルが高い語が掲載されている本は家の奥にしまいました。
次に、僕が現在使用している英検1級の単語対策の本を紹介します。
というよりも、使用法を再確認します!
英検1級パス単
英検1級の単語帳で外せないのはこれです。
もう何周したかは分かりません。
会社でも暇さえあれば、回しています。コロコロと。
なんだか、随分とボロボロになってきてしまいました。
悪気はないのですが、ここまで英語の参考書を汚したのは初めてです。
熟語編です。
句動詞は、かなり理解が追いついてきて、リスニングでも聞き取れるようになってきました。
究極の英単語4
英検1級のパス単と双璧をなす大事な単語帳です。
近頃はこれを覚えないと20点取れないです。
表紙が切れてしまいました。
参考書では、初めての経験で寂しかったですね。
英単語の暗記では、『DUO』のような工夫がなされています。
『DUO』とは大学受験英語の英単語を最も効率的に暗記できる参考書のことです。
レベルが上がるとこのようなページが増えて行きます。
本書は1万2千語レベルの単語帳です。
英検1級の英単語の範囲が1万5千語なので、ちょっと簡単?な感じですね。
英検1級単熟語EX
英検1級単熟語EXは、今までの単語帳とは違って、
出題の形式に沿った英単語が並んでいます。
例えば、リスニングによく出る単語とかです。
専門分野の単語一覧というコーナーもあり、これも欠かせない単語帳です。
本書も表紙が破れてしまいました。ごめんなさい。
英検1級語彙問題完全制覇
英検1級の単語帳のアウトプットは本書をメインで行います。
問題の選定が新しいからです。
英単語の問題です。
特筆すべきは右の解説部分です。これが本書のユニーク性です。
次にイディオムの章です。
ここも右側の解説が良い味を出しています。
関連項目がしっかりと整理されていて覚えやすいです。格段に。
オマケに、つづりが短くて覚えにくい英単語の一覧が載っています。
そのほかにも本書には役立つコラムが満載です。
表紙はとっくに取れていて、表紙も鉛筆の跡で汚れています。
英検1級語彙・イディオム500
英検1級の単語帳のアウトプットで、意外なイディオムなどを掲載している本です。
意外と出題されているので、切り捨てることができませんでした。
単元別でなく、分野別に出題される英単語が整理されています。
先ほどの英検1級英単語EXとは真逆のタイプの本です。
まず全体像で、次に具体的な問題が載っています。
イディオムはこんな感じです。
本書の最大の特徴は覚えるべき2000語がまとめて最終コーナーに掲載されている点です。
英検1級の実力の底上げ教材
英検1級の文で覚える単熟語は、もう何周もしたので、一旦放置しています。
しかし、そのお陰で長文読解の得点が上がってきました。
もうボロボロです。
といよりも、英検1級の参考書たちはみんな傷だらけです。
僕のように6回も落ちるとこうなるので、優秀な方は1回で合格してくださいね。
本書は英単語の本というよりも、英検1級の長文対策の本です。
シャドーイングをしまくりました。
だいたい、英検1級で出題されるテーマの流れはOKです。
メジャーな話題からそれたらダメージでかいですが、もうあとは運ですね。
本書の最後には、要約のページがあり、理解の助けになります。
英検1級は僕にとっての弱さの象徴
英検1級で用いる参考書は、第1回と比べると随分と絞られてきました。
と同時に、なぜ僕がなんども挑んでいるのに受かれないのか?という点を考えてしまいます。
数検1級に受かった時は、勝敗を分けたのは熱い気持ちでした。
漢検1級に受かった時は、勝敗を分けたのは諦めない気持ちでした。
英検1級に受かるために、
僕は過去の自分の弱さと向き合うことに決めました。
具体的には、今まで迷惑をかけた方に、ブログをやっているとお伝えし今の自分を見ていただくことにしました。
残念ながら、連絡が届かない方もいました。
でも、それは逃げていることと一緒です。
僕は、過去に起こったことの意味を変えるために勉強したり筋トレしたりしています。
だからこそ、苦手に思う方や、かつて迷惑をかけてしまった方ときちんと向き合う気持ちを持って、
虚勢をはらずに、今の自分の実力で日々の毎日を勝負して行こうと思いました。
大学時代は特に格好つけていたように思いますが、
それでは、虚しさしか得られないのです。
だから、今は筋トレなどして本来の自分を取り戻そう、発見しようとしています。
英検1級もその1つです。
僕が東大院試を突破できたのは、その日の英語の問題ができたことも大きいと思います。
当時はリスニングが神がかったようにクリアに聞こえてきて感動したのです。
もともと僕は英語を口に出して発音することに恐怖感のような物を持っているようで、
その恥ずかしいという情けない思考回路を改善したく、シャドーイングも大きな声で頑張っています。
英検1級の2次試験は、面接なので、このように自分を変えるきっかけを作っていただけることに感謝しています。
特に東大院試の日の僕の心は、まさに今だけを見つめていたと思います。
受かったらどうしようかな?とかよりも、目の前の問題をどうしよう?
という思考回路でした。
もう10年近く前になりますか・・・単純ですよね。
今度の7回目の英検1級では、僕の他人に迷惑をかけた事実を受け入れて、
それもひっくるめて、できることを精一杯して行こうと思います。
参考書たちもボロボロにしてしまっています。
生きているからこそ、泥臭く英検1級の合格点に近づいていきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございます。